ガハハ 酒は原価が一番か

狩撫麻礼作品について一日一言

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

父親

コミックビーム3月号の「追悼[狩撫麻礼]」とあわせて
竹谷州史氏の「狩撫さんと私(長い文版)」を読んだ。
しばらく飲んでいなかった酒の力が後押ししたのか、涙が止まらなくなった。

コミックビーム編集長・岩井好典氏のコトバがココロにズガズガ沁みてきた。
「『境界』を越えろと読む者を強く誘う氏の作品は、これからも、世界を撃ち続けることでしょう」
「世界中のラスタマンたちへ、その魂のバトンは(場合によって頼りないけれど)確かに手渡された」
「孤独のただ中で、人は歌う。すべての歌は恋歌(ラブソング)だから。狩撫麻礼の魂は叫ぶ。これからも——。」

そして、竹谷氏の
「私にとってのあなたは、
おもしろくて、かっこいい、憧れの父のような存在です。」
というコトバに、さらにココロを揺さぶられた。

世の中に生を受けた男たちで
血のつながった父親との折り合いがうまくいかず
苦しんできたのが、どれほどいることだろう。
血縁という免罪符をもって、息子のナイビティをズタズタにする
そういう愛情という偽善をもって息子の可能性をスポイルしていく父親。

そういう腐れ縁に苦しまされた一人だった。

父親は、息子の人生のある時をもって
血のつながらぬ第三者にスイッチするべきだ。
血縁という呪縛で視界を阻まれた息子の蒙を拓く
生き様を教えてくれる父親に。

「人間(ひと)が一念発起すれば
 宿命的に親の理解から
 外れる 敵対さえするものさ

 無理にバランスを保とうと
 する時に《悪》の芽…大政翼賛(ニューミュージック)
 兆す

 ならば 俺は
 《親不孝》を選ぶ」
 (迷走王ボーダー)

竹谷氏は「父のような存在」である狩撫氏を得て
それまでに得られなかった視界を拓いたのであろう。
ココロの底から羨ましく思う。

私は、狩撫麻礼作品の教えを「父親」として
閉塞した視界を打開し続ける。

狩撫氏なき今、バトンは完全に狩撫氏の手を離れて
我々読者がそれをシカと受け止めるべき時がきている。
私も受け取ったぞ、オヤジからのココロのバトンを。


スポンサーサイト
  1. 2018/02/12(月) 04:53:54|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「狩撫節」三位一体

狩撫氏はこの「狩撫節」というコトバがお嫌いだったようだ。

巷間噂される「狩撫節」のことを、狩撫氏は「初期作品の印象やイメージ」すなわち忌避すべきもの、と捉えておられた(「まんてんインタビュー」より)。

たしかに「青の戦士」「Live! オデッセイ」を筆頭とする狩撫氏の初期作品のインパクトは凄まじいものであった。そのインパクトが読者に残像のように残ったものを、再生産する期待に応えるによしとせず。それが革新者たらんとする狩撫麻礼の選んだ道だった。

だが、私の考える「狩撫節」は狩撫氏が捉えているものと違った。

読者をアッと言わせる“奇抜なプロット”、作品世界を駆け抜ける人間の“圧倒的な生きざま”。そして登場人物の口を借りて語られる“コトバの妙”。この三位一体が、狩撫節なのだと。

狩撫氏の作品のインパクトは、初期作品の荒々しくも鮮烈なそれから、「ハード&ルーズ」「迷走王ボーダー」「天使派リョウ」のあたりで語りを増してズンと重みを加えてくる。そして変名を使い出した以降も、ヘヴィなボディブローを読者へ向けてがしがしかましながら、円熟の度合いを増してくる。
それは狩撫麻礼の作家としての新たな試みによるバリエーションだったとしても、すべての作品に通底しているのは読者を驚かすプロット、登場人物たちの壮絶な生きざま、そしてシビレる名台詞なのである。

そういう狩撫節が、あえて「再生産」されることを私はひそかに願ってきた。

このようなことを、狩撫麻礼逝去からこのひと月ずーっと考えていたのだが…
もうちょっと時間をかけないと、この思いに着地点を見いだせそうにない。とりあえずこの稿続く。

「いいか
 麻雀も実人生も

 相手がいったい
 どーゆー奴なのか
 その時どーゆー心境なのか
 それが読めない奴に
 勝ち目はねえぞ」

 (青春牌団)

テーマ:狩撫麻礼 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2018/02/05(月) 01:58:35|
  2. 狩撫節
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

KBT

Author:KBT
狩撫麻礼個人的ファンサイト
月の宴」連動

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。