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ガハハ 酒は原価が一番か

狩撫麻礼作品について一日一言

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父親

コミックビーム3月号の「追悼[狩撫麻礼]」とあわせて
竹谷州史氏の「狩撫さんと私(長い文版)」を読んだ。
しばらく飲んでいなかった酒の力が後押ししたのか、涙が止まらなくなった。

コミックビーム編集長・岩井好典氏のコトバがココロにズガズガ沁みてきた。
「『境界』を越えろと読む者を強く誘う氏の作品は、これからも、世界を撃ち続けることでしょう」
「世界中のラスタマンたちへ、その魂のバトンは(場合によって頼りないけれど)確かに手渡された」
「孤独のただ中で、人は歌う。すべての歌は恋歌(ラブソング)だから。狩撫麻礼の魂は叫ぶ。これからも——。」

そして、竹谷氏の
「私にとってのあなたは、
おもしろくて、かっこいい、憧れの父のような存在です。」
というコトバに、さらにココロを揺さぶられた。

世の中に生を受けた男たちで
血のつながった父親との折り合いがうまくいかず
苦しんできたのが、どれほどいることだろう。
血縁という免罪符をもって、息子のナイビティをズタズタにする
そういう愛情という偽善をもって息子の可能性をスポイルしていく父親。

そういう腐れ縁に苦しまされた一人だった。

父親は、息子の人生のある時をもって
血のつながらぬ第三者にスイッチするべきだ。
血縁という呪縛で視界を阻まれた息子の蒙を拓く
生き様を教えてくれる父親に。

「人間(ひと)が一念発起すれば
 宿命的に親の理解から
 外れる 敵対さえするものさ

 無理にバランスを保とうと
 する時に《悪》の芽…大政翼賛(ニューミュージック)
 兆す

 ならば 俺は
 《親不孝》を選ぶ」
 (迷走王ボーダー)

竹谷氏は「父のような存在」である狩撫氏を得て
それまでに得られなかった視界を拓いたのであろう。
ココロの底から羨ましく思う。

私は、狩撫麻礼作品の教えを「父親」として
閉塞した視界を打開し続ける。

狩撫氏なき今、バトンは完全に狩撫氏の手を離れて
我々読者がそれをシカと受け止めるべき時がきている。
私も受け取ったぞ、オヤジからのココロのバトンを。


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  1. 2018/02/12(月) 04:53:54|
  2. 雑記
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狩撫麻礼の訃報に思う

ついにこの日が来た。
2018年1月7日、狩撫麻礼、永眠。

数年前に大病をわずらって入院された…と聞いていたので、この日が遠からず来るような気がしていた。
しかし「大川端探偵社」の健筆ぶりを見るにつけ、まだまだ元気で頑張ってくださるものと信じていた。だから、「いつかこの日が」という予感は、“ココロの準備”とはほど遠いものだった。
そして、1月15日の訃報。足許がゆらぐような衝撃、愕然、暗澹。
まだそのグラついたココロから立ち直れない。このブログ記事を書くにもうまく考えがまとまらないが、生々しい心象の記録を試みる。

特定の作家の作品に惹かれた読者ならば、作家がどのような人物なのか興味がわくのは当然の流れだと思う。
狩撫麻礼作品のとりこになったならば、狩撫麻礼とは何者か?狩撫麻礼に会ってみたい、という思いにつながる。
しかし、私の思いの中で、楔になっていたコトバがある。

「あいつらみてえに
 すぐ人を尊敬したり
 くっついて来るような
 連中は

 必ず“あんな人とは
 思わなかった”とか
 同じように素早く
 結論出すに決まって
 やがるんだ

 俺の友達(ダチ)に作家がいて
 知りもしねーのに
 勝手にヅカヅカと
 会いに来るファンは
 例外なくその手合い
 なんだってよ」

(迷走王ボーダー)

作品の世界だけで勝手な読者的想像をふくらませて、それを作家の人物にかぶらせるような先入観を持つな。
この蜂須賀のセリフは、狩撫麻礼の本音そのものだったように思う。

そう気づいてから、自分の中で「狩撫麻礼作品の世界」に強く惹かれ続けながら、「狩撫麻礼という人物」に対して畏れを抱くようになった。
簡単にいえば、狩撫さんのファンだけど、お会いするには恐縮すぎる。そんな感じだ。

だから「月の宴」のウェブサイトには作品の情報を主に掲載して、狩撫麻礼という人物に言及するネタは遠慮してきた。
今回の訃報を受けてページトップに近影を掲げるにあたっても、実は相当な逡巡があったことを付け加える。

今回の訃報を受けて狩撫麻礼の人物のエピソードが報じられるのを見るほどに、狩撫麻礼という作家は自身の直言的ホンネを濃厚にストレートに作品世界に演出して再現し続けたのだ、という思いを強く受けた。そのスタイルは時に「どの作品も同じ」との誹りを受けたとしても。
すなわち、狩撫麻礼という人物と、狩撫麻礼作品の世界とは大きくオーバーラップしている。文字どおりホンネの作家であり、逆にいえば作品世界から想像される狩撫麻礼の人物像は、おおむね間違った想像でもなさそうだ、と。

それでもやはり「狩撫麻礼作品の世界」への過剰な思い入れを「狩撫麻礼という人物」にぶつけるのは、やはり不躾であろう。
お会いしたそばから、バカヤロ!このアンケート野郎!と一喝されそうだな。もっとも今となってはそれも叶わないが…。

狩撫麻礼の最後の遺志は「騒がぬように」だったという。
表舞台にほとんど姿を表さない、マイナーで陰の存在の作家たることを尊ぶ狩撫麻礼らしい気遣いだったと思う。
しかしマイナーの宿命たる情報のなさゆえに、今回の訃報を追って発生したネットの二次情報(ツイート、まとめサイトなど)では相当にいいかげんな情報も飛び交ったことは否めない。
海外での英語の情報では「狩撫麻礼、本名は土屋ガロン」などと無茶苦茶なことを伝えていた。

決して狩撫麻礼の評価を高めようとも、有名になってほしいとも思わない。
ただ、狩撫麻礼の作品世界とそれを生み出した狩撫麻礼の情熱を、後代に正しく伝えたい。そう心から願う。

狩撫麻礼氏と近しかった編集者、業界関係者の皆さんにお願いしたいことがある。
いつになってもよい。狩撫麻礼の正しいココロを伝記として遺してもらえないだろうか。
あるいは、狩撫麻礼原作原稿を、ありのまま拝見できる機会を与えてくれまいか。
作品世界と作家のキャラクターが多分にオーバーラップしている稀有な作家ゆえ、作品そのものに自伝的な要素は多分に含まれてはいるだろう。それでも、狩撫麻礼を客観的に見た記録を、ささやかに遺してほしいと。
過剰な願いであろうか。

小生は、狩撫麻礼ファンサイトを維持しつつ、世界に正しく狩撫麻礼を伝えるために、英語コンテンツを作成しようと思っております。

今もなお、狩撫麻礼氏の訃報から受けたショックが重くココロを占拠している。
それでも、この一言を支えに、もう少し頑張りたいと。

「バカ野郎
 泣くな!

 感傷は敵だ
 俺たちはシブとく
 生き抜いていかなきゃ
 ならねえんだ!!」

(迷走王ボーダー)




テーマ:狩撫麻礼 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2018/01/20(土) 14:51:54|
  2. 雑記
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「ワルキューレ」読了

といっても発売日に買って電撃的に読みきったので
2ヶ月近くたったいまさら読了というのも何かヘンだが。

自分は非常に排他的なマンガ読みで
ほんとに狩撫氏原作の作品くらいしか読まないのである。
マンガも文学も絵ヅラや世間の評判には騙されない。
自分のココロに響く物語を持っている作者の作品でないと
とうてい受け入れがたいのだ。
少年ジャンプに生理的嫌悪感を感じてしまう、という
ものすごく保守的で排他的なマンガ読みなのである。

狩撫氏の作品を読むと
作品世界に既視感を感じてしまうことがときどきある。
ああこの作品世界から今受けている感触は…前に別の狩撫作品を読んだときに感じたことがあるぞ、と。
「ワルキューレ」を読んで感じたデジャブは、「殺気ゆえ」を読んだときの感触に酷似していた。

ココロをカツンとぶっ叩いてくる狩撫節の愉楽ももちろんアリなのだが
この読書中の既視感、そのココロの揺らぎの中で
あたかも脳内麻薬物質がぶしぶし湧いて出てくるような快感。
これって「アドレナリン・ジャンキー」じゃないか(笑)
異様な全能感」まではいかないけどね。

  1. 2015/05/21(木) 02:16:55|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

木の芽時

ブログに何か書かねばと随分長いこと思いつつ
まったく手つかずのまま何年か経過。
週間連載している作家の持久力は凄いわ…と改めて思う。

狩撫氏にまつわる出版物も
近年は旧作の新装が殆どとなった。

コミックビームの岩井氏によると
昨年後半まで、狩撫氏は闘病生活を送っておられた
とのこと。
作品発表が途切れとぎれになってきているのは
おそらくそのせいだろう。

とにかくエネルギッシュな人と聞いている。
渾身の作品がまた発表されることに期待したい。

とにかく春で、新年度で、そして木の芽時。

賭けてみよう…

テーマ:狩撫麻礼 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012/04/06(金) 04:41:09|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「湯けむりスナイパー」ドラマ続編…?

それを匂わせることが、監督の大根仁氏のブログに記されていた。

次作ではぜひ、君江ちゃんのご登場に期待したい。
しかしキャスト選びは意外と難しそうだ。

テーマ:狩撫麻礼 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/11/04(水) 02:30:00|
  2. 雑記
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