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ガハハ 酒は原価が一番か

狩撫麻礼作品について一日一言

「狩撫節」三位一体

狩撫氏はこの「狩撫節」というコトバがお嫌いだったようだ。

巷間噂される「狩撫節」のことを、狩撫氏は「初期作品の印象やイメージ」すなわち忌避すべきもの、と捉えておられた(「まんてんインタビュー」より)。

たしかに「青の戦士」「Live! オデッセイ」を筆頭とする狩撫氏の初期作品のインパクトは凄まじいものであった。そのインパクトが読者に残像のように残ったものを、再生産する期待に応えるによしとせず。それが革新者たらんとする狩撫麻礼の選んだ道だった。

だが、私の考える「狩撫節」は狩撫氏が捉えているものと違った。

読者をアッと言わせる“奇抜なプロット”、作品世界を駆け抜ける人間の“圧倒的な生きざま”。そして登場人物の口を借りて語られる“コトバの妙”。この三位一体が、狩撫節なのだと。

狩撫氏の作品のインパクトは、初期作品の荒々しくも鮮烈なそれから、「ハード&ルーズ」「迷走王ボーダー」「天使派リョウ」のあたりで語りを増してズンと重みを加えてくる。そして変名を使い出した以降も、ヘヴィなボディブローを読者へ向けてがしがしかましながら、円熟の度合いを増してくる。
それは狩撫麻礼の作家としての新たな試みによるバリエーションだったとしても、すべての作品に通底しているのは読者を驚かすプロット、登場人物たちの壮絶な生きざま、そしてシビレる名台詞なのである。

そういう狩撫節が、あえて「再生産」されることを私はひそかに願ってきた。

このようなことを、狩撫麻礼逝去からこのひと月ずーっと考えていたのだが…
もうちょっと時間をかけないと、この思いに着地点を見いだせそうにない。とりあえずこの稿続く。

「いいか
 麻雀も実人生も

 相手がいったい
 どーゆー奴なのか
 その時どーゆー心境なのか
 それが読めない奴に
 勝ち目はねえぞ」

 (青春牌団)
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  1. 2018/02/05(月) 01:58:35|
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「大川端探偵社」第6巻、読了


最初のエピソードから
いきなり狩撫節のカウンターパンチ。
続々と猛ラッシュにあてられ続けて
読了したときにはダウン寸前。
ものすごく久しぶりだ、この感動、この高揚感。

熱にうかされて、通販書店サイトにウワゴトみたいなレビューを書いちまった…

「おい
 安易な解決は
 やめにして
 わからねえことは
 わからねえままに
 しとこうや」


うおう、ハード&ルーズ!

旧作の呪縛を断ち切りたいとおっしゃっておられた
狩撫麻礼どのには悪いけど、
少なくとも俺は、この古くさい狩撫節を心待ちにしていたよ。

オビの「全話読切快作!!」マジです。

  1. 2016/02/05(金) 02:35:56|
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「湯けむりスナイパー」放映終了

おそらく多くの狩撫麻礼ファンが期待していた、狩撫節の映像化。それが現実のものになった全12回のドラマが終幕した。
「ア・ホーマンス」「オールドボーイ」これらは狩撫麻礼原作とありながら、物語の枠組みを借用しただけの狩撫節とはかなり縁遠い世界にて映像化された。
おそらく監督の大根仁氏もそれに飽き足らず、狩撫麻礼原作+ホンモノの狩撫節、という映像世界を現出させたくてうずうずしていたに違いない。
源さんのモノローグにしびれまくったこの3ヶ月は、まさに狩撫麻礼ファンにとって躁の時代だった。細かい注文はすべて抜きにして、遠藤憲一は考えうるベストキャスティングだったと思う。

とある県庁所在地にて、感動的光景に遭遇。


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  1. 2009/06/27(土) 19:45:39|
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殺気あり

週刊漫画サンデー 2009/2/24号。新田たつお「静かなるドン」連載1000回を祝してのド派手装丁。
「湯けむりスナイパーPartIII」はいつものように地味な掲載。近藤静也のカメオ出演つき。
滅多に「コメント」風の発言をしないひじかた憂峰氏が、巻末目次の「執筆陣からの祝辞」という企画で一言。

大河健全娯楽作の連載千回。おめでとう。お疲れさまでした」

この短くもなげやり風なコメントに、強烈な毒が含まれているのを感じて非常に印象的だった。

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  1. 2009/02/13(金) 13:36:51|
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老けてもなお

「あちら側の連中だけ
 勝手に老けてりゃいいんだ
 好きなことしかしない俺には
 老ける理由がねえ」

(迷走王ボーダー)

「ボーダー」を雑誌連載リアルタイムに読んでいた人はもう、こう言ってのけた蜂須賀と同年代かそれ以上になっているのではないか。

誰にもいつしか、その時が訪れる。
そして今あなたは、老けているか?それを従容と受け容れるか。それとも、老けてもなお、と食い下がってみる根性があるか?

それこそが「老兵ボーダー」の心意気であろう。

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  1. 2008/06/26(木) 23:19:05|
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